現代社会の最前線()(当然現実のそれは混沌とした修羅の世界が不可避で広がっている)を語っている人がネットで「死ね」とか言われたくらいで妙に理性的ぶった対応してるのってちと釈然としない。そういう連中がいるってことを認めながら書いているんじゃないのかよ。べつに尖った作品を推してるからってチンピラモードにならなければならないというわけではないし、それこそブラックメタル好きがリアルで悪魔崇拝しているわけではないのと同じ理屈で済む話なのかもだけどw 俺妹みたいに作者脅して逮捕されるくらいのほうが環境型世界内戦的にアクチュアルやなあ。虐殺の文法を伏見先生と三木一馬は書いてしもたんや。

S-Fマガジン 2011年 07月号 [雑誌]

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amazon:チャック・パラニューク

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         / ̄´   `\     西暦2009年3月。
        /          \
       /    ィヘ、       ヽ   かの作家の死から、我らの戦いは始まった。
      /   /:::::::::::ヾ       ヽ
     / |/(●)::::::::::::\      ヽ   早川書房の怠慢 大森望や限界研のメンバーたちの暗躍……。
     { 〈  (__人__)  >  /  イ
      ト ゝ_ ` ⌒´ イ_∠_ィ_イ´    我らの目指した理想は数多の権謀術数と共にあった、だがそれもじきに終わる……。
      イミ ー ̄フ二 ̄´_〆゛ゝ
      ん_ = ー三 イ、__─\   いずれパラニュークの邦訳が為された時、人々は我らの力を思い知ることになるだろう!


これ貼りたかっただけなんだ。すまない。
伊藤計劃が話題で、そういえば、となんとなくアマゾン見てみたら中古本すら高騰してて「あらら」と。別に伊藤計劃も100万部とか売れたわけじゃないし、売れるかどうかも分からんパラニュークをどんどん邦訳しろとは言わないけどもうちょっとやりようあったのではと今さらながら。国内でジタバタしてて、この鈍さ、これも震災の影響なのかと思いきや、アレ? 

http://psycho-pass.com/news/130321_02.html

このフットワークの軽さでパラニュークも訳しなよ。

ファンタジスタドール
ガルパン的なミリタリズムも内心コケにしながら取り入れて、なおかつ活劇シーンのゆるふわ感でフィルムにイヤミっぽさがなくて、これは谷口悟朗斎藤久どっちがすごいんや。この舐めきった設定!
半透明のキャラが動くの、すごい懐かしいのか、新しいのか、わからない。ニチアサっぽい空気もかすかにあってスマートに既存ネタいじくってるなあとは思いますが、でも僕は結局コードギアスがみたいのであった。

猫物語(白)

アララギさんがそんなスーパーマンだったなんて知らなくって、これはもちろん西尾維新がいつもやってる、キャラの口を借りて曖昧に読者に伝えられる「めっちゃすごい奴」のパターンなわけで。詐欺師のいつものやり口だなあと思いつつ、もはや慣れ親しんだリズムの快楽、声優の快楽に身を委ねる。声優頼りのイチャつきである。

メタにキャラを織り込んで、一応決着ついた上でなお「アララギ君のこと好きなの」とマウントポジションに持っていこうとするガハラが、鬼。

誰がどんなふうに主人公のことを好きか、という。圧倒的楽園だなあ。そういうのどうしたってかわいすぎるもの。

Free!
ゴウちゃんの友達って結局なんやったんやろ。マネージャーはあの二人でやってはしゃいでくれないかな。どうもフィルムの抜けが悪い気が。

新キャラ投入回だったけどやっぱキャラ造形、というかキャラのイチャつき方がここ数年の百合案件と同じやり方なんだよなあ。まあオタ業界は男子のかわいさをいかに見出すのかを蔑ろにしてきたからこのやり方が安全というかアニメとしてこう作ればこう反応されるという回路に乗っけてあるので、そこに乗れれば。ゴウちゃんと先生とかが持っているであろう、男の子たちへの羨望の眼差しとか、でもどっかほっておけないなあこいつらみたいな感覚をもっと茶化さないで描いてくれればいいアニメだなあって思えるんだけど。てかそれをやっても男の子たちが百合ん百合んだから微かに仄めかされるその眼差しが霧散している。
つか仲直りに1クール使うのか?w

はてななので言うけど、このアニメの感想で好意的に筋肉の描き方がうんちゃらかんちゃら言ってる人のことはバカじゃねえかって思ってる。