インデックス

園都市の風景が心地よい。最近は適当な量の光が差しこんでりゃオタは騙せるだろと思ってそうな作品が多くて困る。でも後者の方が21世紀の想像力的なのだ、とは言える。日常の何気ない身振りすら光で埋め尽くす、埋め尽くしたいと思ってしまうほどの切迫感。そしてメトロポリスでありネバーランドでもある学園都市は積み重なるはずの風景をテクノロジーで埋め尽くすことによって成立している。そのふたつをむりやり統合するとキャシャーンになる。テクノロジーと人間が終わりかけてようやく光がどこにでもあるような微細な風景を照らし始める。22世紀。