ファッションから考える?

菊地成孔スタジオボイス時事放談で今回の東京コレクションをえらく持ち上げている。「経済基盤が文化を決定するという俗説が無化された、何らかの周期性のほうが強いんだということを見せつけられた」と。そして件の東コレの動画を何本か見てみたわけだが、もちろん俺にファッションショーなど語れるはずがないw。

これは東コレとは関係ない、放談でチラっと語られるだけなのだが、ガレス・ピューというデザイナーのランウェイ。見てもらえば分かるがほとんど『ダークナイト』だろ、と菊地も言っている。不景気でリアルクローズに逃げる海外メンズの中では一番期待されてるらしい。00年代最大のカリスマだったエディ・スリマンがいなくなったあと、クリスヴァンアッシュによるディオールオムの評判が芳しくないので次のデザイナーはこいつになるんじゃないかという噂もあるようだ。このランウェイの服はカッコイイけど、ググるとすごいのがいっぱいあるw。すごいっつうか変なのw。ちょっと前の画像ネタで話題になったのはコイツだったのかw。
昔はギャルソン着てどうのこうのと言われていた批評とか思想もすっかりファッションとは無縁になったよね。今回の東コレ自体ファッション業界そのものからの評価は地味とか暗いとか言われていてあんまり良くないんだよな。菊地が他とは違う文脈でそのヘボさを評価するという電波なだけでさw。階層化とかは分からないでもないけど、清貧とか言われても「?」だし。まあたしかに服飾ほど時代を反映するものはないかもしれない。リアルクローズファストファッション、ギャル、ヤンキー、オタク、以下ry。どれだけ興味がなくても何か着なくてはいけないからのう。比べるものじゃないけど物語よりも強力な重力なのかもなあ。差異化ゲームの最前線で世界規模の批評が書けるのはファッションw。脱オタファッションブクマ乞食のエントリとかは全然読まないけど、海外のコレクションとか文化空間とかを参照してガチで語ってる人いないのかしら。まあ生息地域がはてな周辺の俺が知ってるわけねえなw。でももっとエアファッション批評が広まるべきだね。でもリアルクローズ寄りの言説は人生論臭くなるだろうから避けたほうが懸命だ。はてなはそういうのしかないからな。いわゆるハイファッションをエアで批評したいね。
でも考えてみれば不思議だよなー、ファッションショーって普通に異常空間でしょ?オートクチュール電波ゆんゆんなショーとかあるじゃん。誰得っていうか、ガチで分かる奴にしか分からないを地でいってるのがたまにあって、保守的でベタなテーマと物語性を持たせてるようなのもあってと。ファッション論壇キボンヌ。Pに企画持ち込むかw。雑誌は死ぬほどあるからすでに論壇めいた空間は存在しているのだろうけど。つうか適当にセカイ系とかゲーム的リアリズムとかででっちあげられそうじゃね?。そして南雲堂あたりならそういうの拾ってくれそうじゃね?。限界ファッションとか。
そして話は変わるけど、最近は田中理恵のオクタヴィアがいいですよね。矢作紗友里アスラクラインのロリキャラも好きです。まる。