クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 (講談社ノベルス)

クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 (講談社ノベルス)

けど彼女は甘えたかったわけじゃないんだよ、いーちゃん
いまさら戯言を読み始める。クビキリサイクルはだいぶ前に読んでたのだけれども。なんかあんま感想浮かばねえよ。ミステリとしては最初っから読んでないので謎解きは確認としてしか受け入れられない。萌えシーン書くの上手いな、くらいしか。キャラの哲学というか説教もうんまあそうだよねとしか言えない。キャラ殺してまで生贄を捧げといてそれだけかいってのはある。西尾維新をどう受け止めるべきなのか、シリーズ読むのが怖い。アンチになったらどうしよう。いや、どうもしないだろうけど。つまり天才様がカス凡人に甘えるなって説教垂れるなんとも微妙な萌え小説でしたよ。
空ノ鐘の響く惑星で〈9〉 (電撃文庫)

空ノ鐘の響く惑星で〈9〉 (電撃文庫)

戯言のあとに読むと笑えるくらいキャラが他人に気を遣う優しさに満ち溢れた世界ですよ。渡瀬草一郎はひとに優しい。背景にある壮大さと裏腹にやたらと小さいスケールでおもしろく読めるのが褒めるべきなのか貶すべきなのか分かりません。ウルクの酒乱がショック。唐突すぎだよ。ああいうのはフェリオの前だけでやるべきシーンだろが、どこの馬の骨とも分からぬ貴族の前で胸元を緩めようとするなぞあってはならぬわ。まったく、けしからん。