凹むなあ
- 作者: 講談社
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/06/22
- メディア: ムック
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西尾×高河ゆんの「放課後、七時間目。」が良かったです。良かったというか分かりやすかったというか。値段は正直ぼったくりな感が否めない。
ファウストイズデッドと言いたくなるくらい限界が来てて、何がよって読者がもうファウスト的なるものの想像力を喰らい尽くしたんだなあと思いました。作り手が3年前と同じことやっててもうアカンわという。そんな中で何を感じればいいのかってそりゃ中二病を感じることしか出来ないのでその意味で西尾×高河ゆんが良かったのである。印象に残るのはTAGROも残るっちゃ残るんだけど紋切り型っつーかこんなん読まされてもなあという。自己セラピーを真面目にやるというイヤンな漫画。オタク趣味のないサブカル層はああいうの読みたがってるのか?
自覚的にキッチュになるしかない中二病として西尾の新作はアリでした。シチュエーションと観念だけなんでショボイといえばショボイけどおもしろいことやれそうではあった。続きは無いっぽい。
他はたいして思うところはなく、買った自分がデッドだというくらいで。