ばいアス

ばいばい、アースIV 今ここに在る者 (角川文庫)

ばいばい、アースIV 今ここに在る者 (角川文庫)

今1巻から読んでるけどすばらしいね。ウブの最高作はこれだったんだな。ハイデガー隆慶一郎というのはボチボチ書かれてたことだけど前者はまともに読んだことがないので、オイラはむしろ隆慶一郎リスペクトっぷりに感激して、しかもハイファンタジーで「いくさびと」というもんだからシムーンじゃん、と思いましたよ。主人公のベルがアーエルにしか見えない、読めない。新野美知の声しか聞こえない。口調まで似すぎだし。表紙イラスト無視してアーエル思い浮かべてる。まだ途中なので傑作とかいうつもりはないけど、そういうのは関係ない場所で力強くて誠実な衝動を感じるので読んでてやたらテンション上がる。こういう感覚は大事よね。じっくり読みます。
今まで魔女カリあたりで少年性とかいう言葉を使ってたんだけどばいアス読んでてあんまり有効じゃないような気がしてきました。少年性と少女性は違うものだ、とは思うんだけど隆慶マインドな「鬼っ子」が特殊なのかしら。あえて線引きをするなら愚かさみたいなものがその二つを分けることになると思うんだけどそのあたりのフェティッシュはよく分からん。それぞれの苛烈さの中で見えてくるものが違うのは確かなんだけど。
なんかゼロアカをこんな感じで紹介しろ、みたいに見えるな。
別よ。
知りたいのはホント。