久々のはてな

とある飛空士への恋歌 (ガガガ文庫)

とある飛空士への恋歌 (ガガガ文庫)

普通の?オタならロミジュリとか言われるよりもマクロスコードギアスを連想するだろう。マザコンシスコンナルシスト主人公はルルーシュの系譜。ヌルい層狙いでかなりヌルいキャラ造形になっている。後半はちょっとサムいくらいだw。オタ以外では自称本好きの私ってラノベも読めるんですよアピールをするのに最適だろう。人類は衰退しましたと同じ層だね。一般小説度の高すぎるラノベはそういう層まで届かないからね。これくらいラノベ度を維持してないと一般層は見下しがいを感じないのだろう。
長編モノで最初から負け犬ヒロインを確定させてる構成は頭がどうかしてる。せめてロミジュリとか言わなければ負け犬確定は避けられたのに。これで普通に学園パートでキャッキャウフフを展開されたらw。まあ微妙に主人公の正ヒロインに対する復讐劇に説得力がないのでヒロイン交代してもアリかしら。世界観と状況が主人公の悲恋?のために奉仕しすぎだと思うが。これだったら普通にルルーシュをパロって王座に返り咲くための復讐譚にしてそこにヒロインふたりを平等に絡ませた方がよさげじゃね?空の果てという作家のロマンとキャッキャウフフという読者のロマンが軋んでいる。つか今回主人公がガキなんだよね。年齢設定も内容でも。くそったれな破壊衝動のはずなのに甘ちゃん優等生の我侭っぽいのがダメ。悪いのは美少女じゃない、セカイの方だ。
革命は自己責任です。起こされる方が悪いんです。