simulaさんのツイートによると『やがて魔劍のアリスベル』もハードボイルドのようである。以前オッサンラノベ魔法科ネタでかましたときに『緋弾のアリア』の名前も一つの兆候として言及したけど、ここに来て赤松中学再浮上か。
いや、冗談ではなく『緋弾のアリア』って今のラノベシーンの中で各巻10万部超えてる数少ないタイトルだし、川原、佐島と並んでもいい風格は備えているよ。まあオッサンラノベは売り上げだけの話でもないし、緋弾のアリアには川原、佐島と違って主人公が遠山の金さんというおバカ設定をはじめとする目配せのメタ性が明確にあり、一方である種のファンタジーとしてのハードボイルドに回帰しているものがSAOや劣等生なので、比較するのはちょっと違うかなと今こうして書きながら思っているわけですが……。オッサンラノベと皮肉ってるだけではなくて、その可能性を考えてるんだぜ? まあそれが自分の血肉となるのかは私自身の問題。人間観とか小説の作法として間が抜けていても、作家の妄執が宿っているからね。
ゆえにオッサンラノベというだけではまだまだ言語化した気にならないし、オッサンラノベが好きな10代の少年達が大人になったときにハードボイルドの歴史に回収させてやりたいしね。(よく分からない動機設定)
ビジョンとしては村上春樹とか一部の時代小説とか、SF、伝奇周辺の超人モノとかも入れていいはずなのだけど、ビジョンがあるだけで具体性は何もないん。村上春樹の存在だけを持ってきても、ハードボイルド的なるものが近代小説の一部をファックしている仮説は立てられるし、社会文明論として現代人に内面化されているところもあって、なんか電波受信してきましたがw こんなことを思いつつ、内心ではくだらねえって思ってるんですが、まあそれこそ僕自身のこじらせであるw
めんどくさいのでこんくらいでやめときます。