グリムガル、まあ、受け皿としての、プチカルトとしてのライトノベルみたいなもんなのかしらこれは。真面目であるってこともつらいことなんだなあ。某カルトにはエリートが集まったっていうのを思い出すわ。リアルな生の実感を得ていないという自己認識において与えられるビザールな通過儀礼のミッション。ファンタジー世界でパーティ組んでバトルすれば命の奪い合いが出来てリアルな生の実感が得られるよっていう。ぶっちゃけ恥ずかしい妄想以外の何者でもないんだけど、一緒に漂流教室したダメなほうの子たちの視点にしているのが良心といえば良心。でもナイフ握ってニヤリ笑いな関智一が主人公だったとしても批評性は成立すると思うから、カルト教義の疑似体験であることは変わりない。

説教啓蒙主義に陥らないような感じでネット小説文化圏のポルノ性を批判しようとしたらカルトになってしまったっていうw

ガンツとかみたいのだと逆に作者のモードが理解できるんだけど、これはほんま謎w
TRPG疑似体験にしちゃあむだに説教くさい教条的だし。デスゲームにしちゃあ記憶ナシのマネキンだしでグルーヴないし。アニメはあのハリボテの異世界を「こんな豊かな日常がありますよ」アッピールなんてしちゃうんだけど、余計にわけわからないw それ系の描写があるんだったらSAOで攻略組とあきらめ日常組の区分けがあるほうがいいし。あの子らどうかんがえてもバトル向きの性格じゃないし、なぜパーティ組まされてるのかビタイチ納得できないんだよ。

ジャンルはヒッピイズムちゅうかボーイスカウトちゅうか、活劇モノではないよねw 職業研修みたいな。

いやまあほんとこれどう褒めればいいんだろうなあ。うえのもけなしてるつもりではなく、だって本質的にはリアルな生の実感なんてありえないわけで、まがりなりにもそれを獲得しようとしている真面目さはけなすことは、けなすちゅうか否定することはできないので。。。

たとえば30代の作家が書いて同年代の読者がいて何を思わせたいかというのと10代の読者に何を思わせたいのかといえば、職業的価値からすれば10代のほうが重要なはずで、そうであると仮定すればこの作品は10代に何をやろうとしているのだろうかなんてことも考えたときに、よくわからないのであるw 

まあたぶん、ロックンロール的なメッセージだと思いますのですが。後ろ向きなヒロイズムロックンロールみたいな。よくわからんが文系ロックみたいな。

でも、いちいちこんな職業訓練がなくても自分がヒーローではないことなんてみんな分かってると思うんだよねえ。まあそういうのを確認したくて小説読んだりアニメ見たりすることを、それこそ否定はできないであ

戦う動機とか物語の構図がまったく分からないの、自由でいいなあとw この部分は貶してますが。よくがんばるよね、あの子達w 女の子を助ける活劇ラノベじゃなくてもいいんだ! やった!