脳内三島由紀夫賞特集

単純に候補作受賞作を読んでいても意味ねーなと思い、ある程度の断絶を感じる第12回と第13回で前期後期にブッタ切ることにしました。選考委員の入れ替え、第12回の鈴木清剛赤坂真理というJ文学が第13回からはナッシングになってる状況、第三世代のA級戦犯東浩紀のアニキがいるということで。それがどうしたって話なんだが、スルーしてください。それ以前にも断絶はあるはずなんだけど分かりません。なぜこんなことをやっているのかというとどうも最近読書という行為が行き詰っているのでなんらかの体系をつけたいというのとはてなダイアリーへのアンチ行為でもあります。どうしても幾何学的に並んじゃうことに対するささやかな抵抗です。ダイアリーじゃねえよな、もはや。あとは玄人にならないため、分かりやすく言うとスペック萌えな読者にならないため。こんな不毛な行為より読むべき本っていうか読む価値のある本はゴロゴロしてるのでそっち読んだ方がいいんだけど、そっち行っちゃうとある意味資本主義なわけだよ。イケメンに群がるナオンみたいなさ、オイラは←だからね。それはできない。三島賞にこだわりもないし純文学とかほとんど読んでないし、第三世代のはしくれとしてオタク、サブカル以外の90年代のサンプルとして他に適切なデータが見つけられなかったからこんなことやろうと思ったわけさ。微妙にサブカル三島賞なんだけど気にしない。作品ごとに語られてる内容からなんらかの示唆が受けられれば御の字くらいのテンションで地味にやっていきます。

夢使い―レンタルチャイルドの新二都物語 (講談社文庫)

夢使い―レンタルチャイルドの新二都物語 (講談社文庫)

ワールズ・エンド・ガーデン (新潮文庫)

ワールズ・エンド・ガーデン (新潮文庫)

プレーンソング 草の上の朝食 (講談社文庫)

プレーンソング 草の上の朝食 (講談社文庫)

上から第3回第4回第6回の候補作で保坂のは『草の上の朝食』が候補だったみたい。とりあえず知名度が高いというかビッグネームというかそのあたりのをゲトしてきました。いとうせいこうって三島賞の候補になるような小説書いてたんだ。当時はどんな反応と文脈で読まれてたんでしょうか。