SHUFFLE!は楓の物語だったと

超ハイクオリティですね。演出はちょっとベタだけどコンテがキレまくってましたよ。何よりも良かったのは楓の表情の繊細さ。あと後藤邑子。亜沙先輩との掛け合いのときなんか、もうヤバかった。傷口に塩を塗りたくられたような声から一瞬でそれを吹っ飛ばしてキャラクターの心情をなぞる決意と諦念を込めた声。最高。でもさ、残酷だよな。稟にしたって楓にしたって、お互い分かってるわけじゃん?本当のことは。罪を償うっていう現在進行形の過去を生きながら、でもそれが二人にとって幸福だったわけじゃん?幸せな時間を過ごすことが贖罪だったなんて、あざといよ、ファック。回想シーンの楓の幸せそうなとことかもうヤバイ。幸福ってことはただそこにあるだけのもののはずで、だからこそかけがえのないものでさ、自分のために稟に尽くしてきた楓は何も間違ってないよ。過去を過去に置いておく事は何も悪くない。でも人間はそれができないんだな。残酷。しかしここ何週間かは楓に萌えまくったわけだが、やはり亜沙先輩か。楓だろが、ここは。ファック。稟が亜沙先輩ならあとの娘たちはオイラがもらっておきます。稟を過去に置いておく為にな。ファック。でもこれからまた1話から見たら楓に死ぬほど萌えそうです、どうしましょ。


新海誠雲のむこう、約束の場所
初めて見たよ、新海作品。キモイっすね、春樹チルドレンって。ビジュアル的にはメチャクチャ格好いいしSFマインドがあふれてて好みっちゃ好み。でもキモイ。セカイ系の臨界点って意味ではオタク史に残る作品かもしれんが、人物造形があまりにもアレなので。そのへんも含めて臨界点。