ようやっと読み終わった。ライトノベルらしさを突き詰めた名作でした。やっぱり。やっぱりっていうのは川上稔は読者を裏切らないという意味で。都市シリーズは読んでませんけど。たぶん読者の大半がこんな感じで終わるだろうと想像していた着地点にきちんと降り立った物語。つうか懐かしかった。終わクロってアレ。90年代にテレ東系で夕方にやってた小学生がクラスで巨大ロボットを操るシリーズの現代高校生バージョンなスメルがする。あとスクウェア系ゲーム周辺の科学と魔法の融合具合。そこらへんのハイブリッド。そういうのを世界観から設定まで含めて物語るって意味で川上稔は当代随一の書き手のはずなんだけど、あまりに期待通りすぎる。いや、スゲーおもしろいんだけど期待してるモノのズレっていうか、矛盾してるけどな。そこはたぶんレーベルの制約が働いてるんだと思うけど。考えがまとまったらもうちょいグダりたい。