別にこれを読んでて思ったわけではない。リアルタイムで新刊を読むのがシンドクなってきたので。コストパフォーマンスが低い気がしてならんのよ。もうトシだしさ。ちょっと前は
ライトノベルで同時代性を見出すようなことが楽しかったんだけどね。正直言うと閉塞感を感じるわけだな。おそらくメディアとしてはまだまだ洗練されていくはずだと思うけど。まあ数もそんなにこなしてないオイラが言うのもどうかと。なんか煽られるものがない。昨日
ガンスリとか読んでるときはけっこうクルもんがあったのに、まだまだ勢いがあるはずの
ラノベ全般にそれがないのはどういうことだ。なんだろ、作品内で色んな問題が解決しちゃうのが物足りんのかなあ。読んでる側が掬いあげるものがないっていうか、快楽性にベクトルが向いてる小説に不満を感じるなんて我ながらキモイなあと思うんだけど、とりあえず距離をおいてみようかしら。んでこの本自体は悪くないです。
片山憲太郎は初めて読む。でも後半は上でも言ってる作品内で収束していくのがもったいないなと思ったよ。
ラノベ性の需要と供給って語られるべきかしらん。「いかにも」な小説を如何に色を付けるか、みたいな。
ライトノベルが
ライトノベル的でなければならない理由なんてどこにもないと思ってる人間なんで。つっても文学性みたいなもんに引きずられる必要性もまた無い。そういや
ファウストももうすぐだっけか、どうしよう。
最近考えているのは、あえて政治的、歴史的、社会的に振舞うというか、読書のスタンスの話ね。これまたキモイんだけどやろうかなと。感想とかレビューに反映できるかどうかはワカラン。おそらくムリ。90年代後半から何が起こっていたのかその輪郭を描けたら万々歳。