SFにおけるオタク第三世代

リアル・フィクションを無かったことにしたい派。そういやオールタイムベストがあるなあとふと思い出し、前回の年寄りくさい上位陣があんまりにもあんまりだったのでSFオタってやっぱダメだというどうでもいい話。正直順位とかどーでもいいんですよ。重要なのは作品から何を見出すのかであってSFとしての完成度とかは二番目。コアなSFファン以外ではほとんど語られないような気がするのだが、どうか。SFは過剰さゆえに魅入られやすく、また見出しにくい。まあオイラは読むときに思いっきり自分の精神的政治性を導入すっからこんなこと言ってしまうのだが、クソみたいな言い方するとある種のSFはオイラにとって都合が良かった、という話。最悪だな、我ながら。つまり傑作を傑作と呼ぶとき、そこにどんな審級があるのかが問題になる。よく出来ました、ハナマル。それじゃあダメなんだよ。投票のファシズム。俺はアホか。
イベントとしては楽しみなんだけど、もっと殺伐としてた方がいいよ。上の世代が若者を小馬鹿にしてるだけでしょ、今のSFって。というより古いものが新しいものを小馬鹿にしてるだけか。つうか新しくないからそれも違うなw 奇妙な禁欲みたいなのを感じる。そんなもの無いはずなのに。スペック以外に快楽を覚えるのがそんなに恥知らずなことかと。エヴァ本が現在進行形で放つ恥ずかしさと同じだとしたら、うん、まあ。エヴァの穴という穴にマイサンをブチ込んでいたオタが、「もうあんな思いはしたくない」という流れでこうなったのか。
そしてリアル・フィクションというフレーズのあまりにもあまり使われてなさに驚愕するのである。含む日記を見てると悲しくなってくる。なかったことにしたいオイラとしては某とか某とか某が刺激を受けあって「謎に包まれていた」はずの詳細がキーワードとしてそれらしくなってしまったことに軽い怒りを覚えてしまう。そして俺自身が一番多用しているという事実。俺はアホか。