精神的に荒れていたのでWikipediaの年表で誰が何年生まれ、みたいなのをつらつらと眺めて、もちろん声優を見てたわけですが、うん。なんとかささくれ立った心が慰撫された。
第三世代の声オタにとって特権化される桑島法子堀江由衣川澄綾子という3人がいて量的にも質的にも作家性ならぬ声優性とでも呼ぶべきものを因子としてばら撒いていた。22,3ですでにヒロインクラスを何作かこなし、なおかつ自身の声優性が「人気」として現れるという状況を98,9年ですでに作っていたトップランナーたちである。声優界の00年代を準備したのはこの3人といっても過言ではないだろう。事実、ポスト76年組の声優の名前を並べるだけでも圧巻、まさにタレントの宝庫、ブラジル並み。そしてその3人も現在進行形でオイラを魅了してやまないわけだが、うん。つまりこれがオイラの幸せの理由。
個人的には年齢というよりもデビューからブレイクするまでがキモだと思っていて、声優性の助走から飛翔、そして新しい翼がどう生えるのかってのを問題にしたい。例えば堀江のチンコは鉄コミュニケイションアークザラッドの頃はどこにあったのか。ラブひなでなるを演じてツンデレを準備していた頃にはどうなっていたのか。
そして生天目仁美と堀江が同い年であることからやっぱブレイクは22くらいでするべきだよなあと思った。速すぎる愛は身を滅ぼす。表象と対象がお互いに愛してると囁きあいながら声優の声というのは放たれるのだし、でもどちらかが振り切るように叫ばなければならないのもまた声優の性なのか。ああ。
飛翔した時期の年表誰か作ってくんねえかな
2005年に「状況」を作れるようになったのは誰だろ、伊藤静がその代表なんかなあ、あとは小清水亜美あたりか。つうかナージャの頃は小清水がこんな位置に来るとは夢にも思わなかったぜ。スクラン以降、その声優性が非声オタにも見直されてるのも大器たる所以か。しかしあみすけアネモネからこっち、舞乙のニナとかブラッドのヤクザの娘とかレモンエンジェルプロジェクトとかちょっと球種被らせすぎなのは気になる。キミキスみたいな、いかにもなヒロインのあみすけがアニメでみたいのだが、どうか。
なんか最近キャラクターの属性がプッシュされまくって鬱陶しい。発明でも発見でもない、暴力的に価値を押し付けられているような。不在の第三者によるレイプ。一部のカス限定だけどね。
「声」は文字や意味や言葉よりも先に存在するということを思い出しました。人間は声にならない声で何かを伝えようとして、それがもどかしくて、仕方なく文字や言葉を使い始めたのだという話。