やっぱり大暮維人はどっかおかしくて、でもスゲエと思ってしまう罠。天上天下の話。漫画的散文性の極致であり、ほとんどイメージと画力だけで動いてるという。ある意味極北の漫画。破綻をグロテスクに上塗りし続けて畸形の魔力が宿っているような気がしてならない。赤松健のスマートさとは正反対。背中に傷のある女の子は元は天使だったので天国に帰らなければなりません。男の子も本当の姿じゃありません。だからその恋は成就しない。ファック。赤松ファック。だから俺らはノッキンオンヘヴンズドアしなくちゃならないんだよ。叶わない願いがある、それが悲しくてまた新しい願いを必死で見出そうとしてしまうんだよ。もちろんバトル終わってからは萌えっぱなしだよ、悪いかよ。