1巻読んでない。

狼と香辛料 (2) (電撃文庫)

狼と香辛料 (2) (電撃文庫)

ただの佳作じゃねーか。みんな本当にこれを傑作だと思ってるの?いや、分かってる。俺がこれを評価できないのは俺がビョーキだからってことは。確かにラノベのポテンシャルの新しい一面を見せてくれて、なおかつそれを読み物として楽しめるものとして表現してはいるはずなのだが。
2巻だけ読んでるせいか余裕がなかった。はっきり言うとイラついた。なんというか、書いてあることが小説の奴隷になってしまっているのです。伊坂幸太郎にも似た感じ。小説に奉仕しすぎ。つまんない。しかもそのための生贄捧げまくり。ゲストキャラがホロレンスをいい感じにみせるためだけにいるみたいじゃねーか。伊坂にもそういうとこあるでしょ、分かりやすい悪を描くときの無自覚ぶり。ホロレンスのことを作者が好きすぎてこっちはもういいよってなる。
全般的に作者の自己主張が激しいので鬱陶しい、ネタにならないほどストレートな萌え具合なのでネタ萌えの萌えに慣れた玄人たちが騙されるのも無理はない。俺はこれみよがしな2人の関係うぜー、だったがな。硬いし、萌えが。
と貶しまくりだが俺が嫌いな要素を持ちすぎなだけでブロガーと2ちゃんねらーは大絶賛なのでおそらく気にしないでいいのだろう。俺には必要のない小説でした。