最果てのイマ再開したよ。

1週間くらい放置してたから微妙にテンション下がってしまったが。
第二部と思ってたらまたループで1回目よりはちょっとラノベ的になってる。整理しようとしてもムリなのでピースを配列するのは放棄して読む。かなり分かりやすくなってきた。
おそらく戦争編?の冒頭まできたのだが、ここまでの感想、ドストエフスキーをオタク的にするとこんなのが出来るんじゃねーかなーというか、もっと言えば笠井潔というかバイバイ、エンジェルというか。その中間というか。忍が世界と戦うために作り上げた聖域というのはかなり素朴な唯物論的観念であってだからこそしがみつくのは危ないのよね。それを破綻させながらヒロインたちとそれぞれどこかかみ合わない対話をさせるのが健全すぎるくらい健全。忍は元々が壊れてるからそう思うのかもしれんが。
完成度は低いけどすごい傑作かもしれないと思うのは忍に過剰な欠落を抱えていると思わせながらひたすら日常で文節していくテクストの見せ方。メタ配列を放棄してただそこにあるものだけを読んでると世界の秘密すら色褪せてきてついにはお茶会の風景がそれを覆いつくすような妄想をかきたてられる。思いっきり作者の意図に反する読みだろうがな。ここからが本番なのに何を言ってるんでしょうね、俺は。
楽しく、でも退屈な日常に、世界の秘密という名前を与えること。