青土社の嘘つき!

ユリイカ2006年8月号 特集=古川日出男 雑種の文学

ユリイカ2006年8月号 特集=古川日出男 雑種の文学

丹生谷がいない。謝罪しる。
かなり偏ってる面子で構成されたので古川をガチンコで読む人間はどんなテキストを持ってくるんだろうという期待を抱いていた人は読まんでよし。といいつつ二、三十枚でおもしろ論を対象の魅力を引き出しながら書くなんてのはそうそうできるもんじゃないのでまあこんなもんかと。ここ数年のユリイカのヘタレ具合というか迷走というかプロかアマかよう分からん人達というかハイカルチャーイズデッドな状況が端的に現れてます。
まあそれにしても豊崎はゴミ以下だった。ユリイカイズデッド。あんなもんに金払うな。
あとは中途半端な、何を言ってるのかは理解できるがそれがどうしたのテキストの群れ。なんでもそういう面は持ってるんだけど俺の視線ではそう見えた。たぶんこれはテンションの問題なので距離感をうまく調整できるひとはおもしろいはず。ショボイのもあるけどそうじゃないのもあるので。
何かの間違いでここを読んだ人(といっても声オタかラノオタかアニオタくらいしかいないだろうが)特にラノベから入って00年代のトップランナーの古川読んでみようという人は本人のインタビューとNatural限界Color小説Majestic書評な福嶋亮大とpolaが兆候的な対比で並んでるから要チェックな。虹釜太郎のキチガイ電波テキストはスルーしていいです。あれは真性の電波。褒め言葉ですよ。