あぁ、摩央姉カワイイ。

これを一日一編読んでたのですがさっき読み終わって『グラン・ヴァカンス』の冒頭だけチラッと読んだのですよ。んで昨日ヤングアニマルキミキスで萌え死んでしまったせいか脳内でジュリー(ヒロインね)が摩央姉のビジュアルに変換されてハイブリッドな情報的似姿の相克を体感してしまいました。
『ラギッド・ガール』をツンととるかデレととるかでずいぶん印象が変わるような気がしますが、こっちからシリーズに入るひともいるだろうし、それは些細なことなのかしら。パラノイアックなまでに突き詰められた解体と構築が読者を揺さぶります。シリーズ全体を見渡しながら読みたいっていう欲望に負けてしまってそこかしこに用意されてる行き止まりにぶち当たり、「ファック!」と叫びながら読むという稀有な読者体験でした。徹頭徹尾SFのくせにそのSF具合のせいでエロいという傑作。カタルシスの閉塞感も好みでヤンス。