他人のオブジイヤーをつらつらと

まあ実際読んだり観たり聴いたりはしないんだけどな、財力と行動力の問題で。
海燕が『少女セクト』1位にしててどうかしたんだろうかと思ったり。★付けでも分かるようにあんまり優れてるとは思っていないはずで百合スキーでもないはずで。ベタな審美眼系のキャラ変えたいんだろうか。正直興味ないのだがもの凄い違和感があったので。
惑星開発委員会の善良な市民が『永遠のフローズンチョコレート』をワーストに選んでるのでちょっちdisってやろうと思ったのですがあの人をdisるのは意味なさ杉なのでやめます。むしろ市民が1位に選んでる『ナンバーワン・コンストラクション』はともかく2位の『ラギッド・ガール』をあの窮屈な世界観でどう褒めるのかが楽しみです。3位の『ヘブン…』は普通としか言いようのない褒め方なんで期待は出来ないが、あの世界観がどういう形で『ラギッド・ガール』にアプローチするんだろうかという下世話な好奇心。単純にSFとして優れてるみたいなこと言われたらショックというか、キャラじゃないのでやめてほしい。
「ネット上のキャラに偶像を押し付けない。」ばいモノーキー
なんか昔惑星のことをオセッカイ系と定義してたのを思い出して適当にdisろうと思いながら大賞の会議読んでみると相変わらず頭でっかちでひでえなと思います。なので、disるよりもアドバイスを。
>時代の変化に合った「使える」思想か、「使えない」思想か、とか
>「傷つけあってもいいから積極的に人間関係を築いていこう」というポジティブな発想、とか
>「自己実現のために積極的に踏み出すが、常に自分を疑い自己診断ツールを走らせる」というスタンス
という考えは作品のポテンシャルを引き出すのにはすごく都合の悪い考えなのでやめたほうがいいです。実際惑星のテキストというのは語られてる作品が褒めでも貶しでも異様に息苦しく感じられるので褒めてても作品のプラスにあんまりなってません。真の意味でデカダンです。俺vsフィクションの傾向が強すぎます。こうあるものはこうあらねばならない、なんてことはありません。使える使えないのフレーム主義大二病邪気眼とか叩かれます。結局disってんのと変わんねえな。アドバイスになってねえ。
惑星に足りないものってフェティシズムなんだよな、たぶん。煽りと調教大好きのドSなら仕方ないけど市民くらい整理屋の力量があるんだったら「サブカルを消費することなんざ俺にとってはただのヒマつぶし」ってなってもいいわけやん?でも欲望がないから「日常のロマン」みたいな凡庸なクリシェか作品の整理しかできない。確認ばっかりしてて作品の魅力で飛躍しないから褒めても息苦しいだけになってしまう。あの語り口じゃサブカル武装したがる大学二年生しか作品を手にとろうとしないだろ。自分の物語が無いっつーかさ、不感症っていうかさ。「整理屋の能力はお前を孤独にする。」って感じですよ。『永遠のフローズンチョコレート』みたいな作者がポスト・ラノベを目指して自分の物語を生きようとしてる小説はそりゃ読めないはずだわ。絶対「使えない」もん。自分の欲望はあるんだろうけどそれを表面化させない、さらに致命的なのが他人の欲望に対するシンパシーがゼロ。ゆえに最果てを目指したり、ひたすら上昇して世界を超克しようというロマンが理解できない、ゆえに春樹の『世界の以下ry』が好きだったり「アッシュ・リンクスに生き残って銀さんみたいになってほしかった。」という仲俣暁生みたいなちょいイタな感覚をさらけ出したりする。でもライターとしては良い傾向のはずなのでそこは伸ばすべき。鹿島田を1位にしたり乙木に気を使ってジョン平とかクレイジーカンガルーを次点に挙げてるあたり世渡り的には心配はしなくてもよさそうだが。
年明けがこれか。俺の職探しの方が心配だわ。