イソケン

肝心の子供

肝心の子供

椎名林檎を関西オーラでゼロ年代対応させた川上未映子に続きまして、これもミーハーどもが絶賛ヨイショ中の世界文学パスティーシュ
あらすじは他所行ってくれ。日本の文学はウジウジしていて駄目だ、これからは小説として射程のでかい、エレガントな自意識を持った世界文学。という謳い文句がそこかしこで書き捨てられてるわけですが、確かに新人賞は獲るだろうという完成度で駄作ではないがこういう小説でブッダがどうこういわれてもディレッタントしか喜ばねえぜ。いや、それこそがいま求められているのか?セカイ文学をただの文学というニチジョーのなかで宙吊りにさせること?似たような試みは円城塔でも可能か。イソケンはインシテミル感がちょっと強いけど。川上?ぶっちゃけ読んでない。読んでないって書くと仲俣っぽいな。