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JIN-仁- BD-BOX [Blu-ray]

JIN-仁- BD-BOX [Blu-ray]

http://ja.wikipedia.org/wiki/JIN-%E4%BB%81-

テレビでやっておったのですが、なんかまおゆうと「似ている」と。混乱させられましたね。

幕末に行って、異世界に行って、オンラインゲームに行って。その欲望のイマージュ。

見てて思ったのは現実のある場所ある時間だと主人公が「この世界の歴史を変えてしまったらどうしよう」みたいなところで悩んだりしてて、ああ、まあそりゃそうだ、そういうことにビビるのが当然だよなあと。大文字の意味での「歴史」とか「世界」の前でたじろぐような感覚が仁にあって、まおゆうにはそれがない。いや、あるのだけれど、それらは『進撃の巨人』ばりに人間の営みをバリバリムシャムシャ。例えるなら、ヤリチンと非モテ。もちろん僕が非モテですよ。

魔王と勇者が出会う前に、勇者はそういう問題にブチ当たるというのが一種のお約束だった。この勇者は魔王と出会うまではどんなヌルい冒険をしていたのだ。
すんげーいまさらだけど、魔王と勇者の出オチ的な梯子外しとしてはおもしろいけど一種の詐術だよね。

なんだっけ、「スピードの向こう側が見たい」だっけ。

「乗るしかないでしょ、この世界のビッグウェーヴに」という気分にさせられる。

たとえば神にーさまがこの世界に勇者として召喚されたら、どうするだろうか。魔王を「攻略」するには彼女の「問題」である「彼女が抱えているこの異世界!」を理想郷にしなければならないのだろうか。問いが置かれる。

たとえばルパン3世は言う。「俺のポケットには大きすぎる」と。