後半になるとプロットをコントロールできなくなってグダるけど世界精神型の悪役がなかなかかっこよく描かれていて楽しめた。犯罪行為を悪役の世界観における革命の執行として描くというのは大事なことです。読む前はまた僕はくだらない学園異能を読んでしまうのかと思っていたんだけれど適度なアクチュアル具合で諸所の要素が提示されていて、ふむふむ、と。もうちょっとテンション高めでもよかったですが。