はがないキャラソンはちょい趣味に合わなかったけどこっちの花澤さんのキャラソンはスマッシュヒット。例のごとくソロよりもブリリアントな出来になっている花澤キャラソンが堪能できる。たぶんそのうちソロアルバム出ると思うけどそれよりもキャラソンを10曲並べたほうが圧倒的に良い盤が出来てしまうだろうという謎のアーティストになりつつあるね。
ちなみに僕はスケダンは見てなくてこのサーヤというキャラがどんなキャラクターなのか一切知らないんですけどそれでも「あ、これキャラソンだな」って分かるくらいには一種の演技的なイマージュで構成されていて、それでも通常のポップソングとしても成立させているのできっちりディレクションの段階で意図されていたんだろうなと思いました。ソロの場合はディレクションが抑制を効かせすぎるというか、ある程度の基準となるイマージュの設定がないまま生の花澤にどういうイマージュを与えるのか試行錯誤の段階というか、キャラクター性と声優性の間のゆらぎみたいなものがスポイルされてしまっている印象がある。でもそのゆらぎの中から何らかの輝きを掬い上げて表現できることが現在の花澤の特性で、この盤はそれがうまく発揮されていたと思います。たぶんキャラクターソングとしては過剰な部分もあるんだろうけど、どうなんだろう? 声オタがきもいってだけなのかな?w