ダークナイト ライジング Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)

ダークナイト ライジング Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)

ノーラン先生は飛行機とかバイクとか車とかを使うアクションシーンになるとすごいですね。格闘シーンのアクションの微妙さを補って余りありまくりんぐ。ウォーリー・フィスターのカメラのおかげかな? 
たまに勘違いしそうになるけどノーラン語りでリアリズム云々はあまり言わないほうがいいかもしれない。キャラクターのドラマはわりと真面目だけど、と言っても普通に真っ当な人間観世界観に基づいているだけであるし、アクションものの娯楽映画は自覚的に激安な何事かを消費するためのものになっている所があって、だから普通に観客が持ってるのと近い世界観でドラマが作られているとなんかすごいってなる。まあそもそも作品というのはある程度リアリズムを引き受けたうえで何を描くのかが大事なので、それを宣言しているようなオーラ出してるからリアリズムと言いたくなるのかな? 挑発的というか。ダークナイトに煽られまくっただけともいえる。
なぜこんなことを言い出したのかというとリアリズムに回帰した007スカイフォールがさほどおもしろくなかったからね。007撮りたいと公言しているノーラン先生だけど、もしいつか実現したらクソ真面目にならないでライジング路線ではっちゃけてほしいですな。スカイフォールでがっかりしたのはボンドがショベルカーとか操縦してるの。たしかにおもしろ小道具とかよりリアルなんだろうけどさw、ショベルカー運転するボンド見て、大規模予算のアクション映画でリアリズムってダメだわって確信した。ザ・レイドみたいなヤケクソリアリズムの格闘シーンはそういう連中が作るんだから、ハリウッドは貧乏くさい中途半端なことやらなくていいんだよ。
ノーランは格闘シーンは微妙でも乗り物アクションとかはリアルに則りつつもすごいダイナミックな画面にするし、バットポッドでムチャクチャな方向転換みたいなハッタリも使えるし、インセプションとかも無重力バトルみたいな印象深い画面を作るし、ああいうの見てノーランのリアリズムがどうたらとか言うと微妙に外してるような気にさせられるやん? でも強盗シーンとかは犯罪映画の誇張されたリアリズムをスタイリッシュに表現するのが異様に上手かったり。ライジングも話はグダるけど絵面のかっこよさは普通に最強だと思いました。中二が滾る。ベインのモノマネとかやりたい。