「すごい景色だね」
「なるほど確かに絶景だな」

STAR DRIVER 輝きのタクト Blu-ray BOX

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「すごい空だな」
「ああ、すごいな。でも僕たちはこれからこれとは違うもっとすごい空を、きっと見るさ」

いやはや、スタドラだよねと言っていた自分の鋭さが怖いよ。
もう、あのラストシーンのダイアローグを思い出すだけでビンビンになってしまうね。原作の描写がどうなっているのかもう手元に残していないので分からないし、アニメスタッフがスタドラをどっかに意識しながら、なんていうことはありえないだろうけど、まあそれでも多くのライトノベルがスタドラと隣接していることは僕の中で確定しているし、ここ3年くらいすっかり忘れていたけどこれからラノベかますときは避けることはできないだろうと。まあウテナ以降のあの周辺の問題意識でもあるんだろうけど、「それっぽい」というのでなければ共通した問題意識ではないとするのは愚の骨頂であるし。

アニメファンが持つ榎戸の印象の中に青臭い熱血青春というようなイメージを持つことがあると僕の観測では時折あって、まあそれらは、ある判断基準においては作家性としては二流の類になるのかもしれないと考えたことがあって、それをどうやって覆そうかということなんですが、そしてまたある判断基準においてのラノベの二流さ、というのにもつながるわけであって・・・

本当に語られるべき、語られなければならない何事か、その真理への運動が存在する空間・・・

その「真理の存在する空間」に肉薄することが物語に求められるものだとすれば・・・