キミキスのキャラクターたちが

凶悪なまでに可愛く見えてきて戸惑う。キャラデザの高山箕犀ってえらい進化したんだな。前の作品のキャラデザを見てみると正直グダってるというかなんというか。素人目から見るとだけど。なんつーか、いちいち目に付くんだよな。広告の露出が多いだけという意味ではなく。
単に地味なだけかとも思うが昨今のギャルゲー的、オタク的流行のリアリティから離れた場所で描かれたキャラデザという風に見ているのだが、どうか。絵柄そのものの王道っぽさのわりには微妙に鬼子っぽい印象。地味さを洗練させてここまで可愛く思えるのってなかなかないんじゃないかしらん。絵師としての実力はよく分かんないけど、シンプルな構図で萌えさせるために描かれた時の完成度はかなりのもんかと。あとなんかノスタルジーを感じられるのも大きい。古き良きドリーム小説的なギャルゲー的リアリズム。可愛い女の子とどうということのない恋愛の中でどうということのないキスをしたいっつーリアリティか。
それにしても、こんなん書いててゲームそのものは買わない俺のリアリティはいったいどこにあるのでしょうか。