ホータローが2012年を代表するチョロ太郎という話ですが、ゆかな声の美人に目つけられたらそりゃチョロ太郎にもなってまうで。いや、高校生男子が年上のお姉さんに「君は特別よ」とかゆかなの声で言われたら世界観変わるだろう。二回言いました。たぶん思春期の自己不全に悩まされているときにエヴァンゲリオンみてしまうのと同程度には世界観変わるんじゃないかな?(当ブログ比
とかなんだと言いくるめて擁護したいけど、このアニメの自意識ディスカッションはやはりつらいものがあるな。でも若者にはこういう自意識をコネコネするコンテンツがいつの時代も必要とされるんだよな。美人の先輩にいいとこ見せたい程度で不安定になる推理力という、そんな単純な図式でいいんだとびっくりしたけどw シンクロ率みたいなもんか。やはりチタンダエルなの? つかはやく2期でラブコメオリジナル来い。






ハワードホークスさんのノーラン嫌いダークナイト嫌いっぷりはすごいなw ふだんは論理的なのに無根拠にノーランファンのレッテル張りまでしてしまっているw ハワホーさんのノーラン嫌いはエントリにもある「芸術は芸術として鑑賞するので娯楽は娯楽としてきちんと楽しませてほしい」というのに集約されてる気がするな。よく読むとちょっと天然じゃないかと思えるフレーズもチラホラw オタクっぽい茶化しをしない人だから、語尾に(キリッ、がつきそうなオーラがたまに出てる。や、基本的にはすごいおもしろいエントリ書いてくれる人だと思ってるけど。

TLでたまとわの中の人が過去の日記にリンク張ってたんで久々に読んでみたんだ。筋は通ってるしある程度妥当だけど、単純にあの人はアメコミ好きすぎるんじゃないかなw 

ダークナイトって映画としてのプロダクションのバランス感覚が異様に優れているからヒーロー映画としても犯罪映画としても哲学映画(!)としても成立してい(るように見え)て、そこで何がどう問題になっているのかが誰が見ても分かる映画になってるからおもしろい、またはおもしろくないってことなんじゃないかなあ。
バットマンに自己を仮託した上から目線のノーランが気に入らないっていうのはその人の世界観の表明なだけだし。僕もまおゆう系の上から目線啓蒙説教が気に入らないのでなんとなく分かるけどw でもダークナイトは別にバットマンもジョーカーも啓蒙とか説教じゃなくてよく言えば崇高、高潔、悪く言えば自身の世界観のナルシシズムに留まっているので、気にならない。むしろそこがかっこいい。でもハワホーさんはここが気に入らないっぽいなあ「バットマンは本当はもっとガチで狂っているんだ」「バットマンはそんなこと言わない!」というスタンスのようなので。しかし、トゥーフェイスも含めて、登場人物の持っている世界観の表明とその執行に対して揺さぶりをかけるものであり、見ていて腹が立つような作りにはなってないと思うんだが。
というかダークナイトって世界精神型悪役の映画で、バットマンじゃなくてジョーカーに自分の姿を重ねて見るっていう批判のほうが……。ハワホーさんは自分の気分を表明しているだけであんまりクリティカルな批判じゃない気がしてきたw せっかく書いたのに! 日記は自己責任か。いや、たまとわの中の人のせいだ(責任転嫁
メディアミックスとか二次創作という言葉を持って、たとえばイヤーワンやダークナイトリターンズを原作準拠(!)で映画にしてもおそらく大しておもしろくならないw ノーランはハリウッドでメディアミックスされて自分が監督するバットマンの二次創作映画がヒーロー映画なのか犯罪映画なのか、なんてことはどうでもよく、むしろそれを両立させようとする意志があの人の作家性であり、まあそういうのは色気を出して不徹底になるスカした態度のようにもとれるので、映画を正しく見極められるシネフィルにはその中途半端さが許せないのだろう。私はその見極めができないのでこの怒りは分からん。
単純に犯罪映画としてのダメだしなら別に過去の小説やアメコミ作家がどうこうとか以前に全身黒ずくめの正体不明のオッサンが警察から信頼されてるってだけでアウトだし、逆にヒーロー映画だから、リアルな犯罪者ではなく、象徴的にヴィランと犯罪者が別たれて存在するのであって、ダークナイトはそういう既存のコンテンツとの距離のとり方や、パッチワークのセンスがいいのである。ええ、僕はパッチワークを擁護しますよ。ラノベでヒーロー小説と犯罪小説の両立やりますよ。(誰も聞いてない)

まあ確かにアクションシーンはところどころ何やってるのかすら分かりにくいシーンもあるけど、アメコミ名作群も読んでて「アクションすげー」とはならないよなあ、と。まあはっきり言うと「異能とかないけどめっちゃ強いだけの一般人の優れた戦術を駆使した戦い方」なんてハリウッドのブロックバスターでやることじゃない。たぶんそういう演出やるとすげえ漫画っぽくなるよ、コミック原作であることと矛盾してるけど、でもそれがあの映画のプロダクションってやつなんじゃないかな。完全にアクション下手ノーランのための後付け擁護だがw 

ザ・レイド」っていうインドネシアのアクション映画のトレイラー。80分くらいずっとこんな調子らしく、それが芸術なのか娯楽なのか、リアルなのかそうじゃないのかは判断つかないしそんなのどうでもいいことだろうけど、(ちなみに僕はこの映画の戦闘シーンが漫画っぽいと思ったんですが)でもこいつらダークナイトに出てくるバットマンとかジョーカーよりも強そうだw それでいいんだよ。

だから、バットマン像がどうとか、善悪の云々とかじゃなくてああいうバランス感覚で撮られた映画がこれまでなくて、そこに大金かけてああいう楽しい映画が出来上がったことに意味があるんだと思いますよ。何が言いたいか分からなくなってきたんで強引に〆