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テンペスト
お前ら街が完全に壊滅してるのに冷静すぎだろっていうのはともかく、なんで豊永君キャラは常に全力で芝居してるようなドス声なのか分からない。キメ顔のキメ台詞じゃないところでもドスい。全編通しでも状況とそぐわない言動のキャラが多くてまるでまどまぎを見ているみたいだ。
シスコンアニキから花澤さんを寝取っていた主人公(?)、よく考えると豊永君キャラがすごい勢いでピエロである。
「キスとはどういう感じがするものなんでしょう」
「なぜそんなことに興味を持つ」
とこんなイミフのカマかけあてつけ会話をするのに親友に妹を寝取られwwwと考えるとあのドス系キャラにも親しみが。「兄さんは私達がこんなことをしているなんて夢にも思っていないでしょうね、クスクス」みたいな薄い本のアップロードを希望します。
タイアップの花澤さんのEDも作品世界に合わせるつもりゼロ。やりたいこととやるべきことが一致してない感。しかしmegrockと神前コンビで約束された勝利のはずがこんなにダサいとは、花澤さんはどこへ連れて行かれるんでしょうか。
ポストコードギアスで、少年性のヒステリーを設定しているけど肝心の軸になる復讐物語が見てる側にとっては妹がどんな奴なのか知りようがなく復讐に燃えるドス声演技にライドオンできない。さらに魔法使いも絡めて妹を殺したのが魔法使いなんだって言われても、寝取り男の無気力っぷりが復讐心のライドオンの進路を妨害していて余計に置いてけぼりになってしまうし、そんな二人が主人公で失われたファムファタールの謎を追いかける精神的穴兄弟っていうのはマッハで中二病すぎてさすが本格ミステリの作家って感じがするん。
あと、アニメで異能バトルを展開させる場合においては小畑健のフォロワーというか、そのへんのキャラクターデザインだと厳しいのかなって思いました。武内崇やさとやすのキャラクターは手からビーム出しても平気なんだけど、これってワタシだけかなあ、なんかKもテンペストもそこでちょっとライドオンできない。やはりブリーチの黒スーツが最強か。サイコパスの原案の人はビームにも耐えられるデザインのはずだけど、日高のり子銃オンリーっぽいし。人材の流動性が高まるオタクシーンではあるが、アニメと漫画とラノベとエロゲは違うっていう当たり前のことを確認することになりそうな。